【2023成田-仁川】アシアナ航空A380ビジネスクラス搭乗記【OZ101】
こんにちは、ナード旅です。
今回はアシアナ航空が成田-仁川という短距離路線にA380を投入+往復運賃38,000円と聞いたので搭乗してきました。
税やサーチャージを含めると5万円程になりますが、繫忙期のエコノミー運賃と大差ない運賃です。
概要
搭乗便 | OZ101(成田-仁川) |
料金 | 50,810円(往復) |
ダイヤ | 成田13:20発-仁川15:50着 |
備考 | 成田ではANAラウンジ,UAラウンジ利用可 |
大韓航空との統合の暁にはA380の運用を停止すると噂されているアシアナ航空なので、このタイミングで乗らなければ一生乗らないだろうと思い金がないのに予約してしまいまいました。
まあ、繁忙期のエコノミー程度の価格でA380のビジネスクラスに乗れるとなれば予約しない手はありません。
座席配列
アシアナ航空の保有するA380-800はビジネスとエコノミーの2クラス構成で全495席です。
ビジネスクラスでは1-2-1の座席配列となっています。
2クラスではありますが、ビジネスクラスがビジネススイート(旧ファーストクラス)とビジネススマーティウムに分かれており、1階の先頭がビジネススイート、2階の前半分がビジネスシートとなっています。
1階のビジネススイート
2階のビジネススマーティウム
今回のセール運賃ではビジネススマーティウムのみが対象でしたので、ビジネススイートには搭乗できませんでした。
アシアナ航空はファーストクラスを廃止しビジネススイートへと名称変更を行ったのですが、同じビジネスクラスでありながら仁川空港で利用できるラウンジが分かれているなど実質3クラス制を維持しています。
チェックイン
出発時刻は13時20分でしたが、ANAとUAラウンジを堪能したかったので8時頃に成田空港に到着しました。
公式サイトにもあるように8時20分までは前便の関係上カウンターが空いているので、チェックインが可能です。
8時だと流石に空いていたので特にビジネスクラスカウンターの恩恵は受けられませんでした。
成田空港にはスターアライアンスゴールドやビジネスクラス搭乗者が利用できる出国審査のファストトラックゲートがありましたので利用してみます。
もっとも、荷物検査も朝だと混雑していないので恩恵と言う恩恵はありませんでした。
出国審査もスムーズに終了し、10分ほどで出国できました。
ラウンジ
アシアナ航空はスターアライアンスなのでANAラウンジやUAラウンジを利用可能です。
ラウンジ利用記に関しては別記事にて詳しく紹介していますので、ご覧頂けますと幸いです。
ラウンジで朝食を食べたりシャワーを浴びたりと堪能しつつ、搭乗開始時刻を待ちます。
ANAラウンジ利用記はこちら
ユナイテッド航空ラウンジ利用記はこちら
搭乗開始
OZ101便は端の45番ゲートからの出発なので、ANAラウンジからは10分程歩きます。
12時50分ごろ搭乗開始となりました。
A380はビジネスクラスだけで70席近くあるので、優先搭乗とは言え少し並びます。
ブリッジから見るといかに巨大な飛行機かよく分かります。
ブリッジ自体も2階建てでエスカレーター完備なので、2階席まで階段で上ることなくアクセスできます。
定刻から10分ほど遅れ、13:30に離陸しました。
座席
今回利用した窓側の23K席です。
窓側でも、座席が通路に面しているタイプと窓に面しているタイプの2種類があります。
窓側座席の方がプライベート感があるので、一人で利用する際はおすすめです。
アメニティはスリッパ以外には特にありません。
ヘッドフォンやスリッパ、安全のしおりなどは手前側のテーブルの上に収まっています。
ちなみに通路側座席だとこんな感じです。
複数人の場合は隣席と会話がしにくいので、通路側座席のほうが良いかもしれません。
185cmの私が座っても縦には全く窮屈さを感じません。(デブなのでお尻は少し狭いです)
フルフラットなど座席を大きく倒す際は、レッグスペースの下に靴を収納する感じになります。
機内エンタメサービスのコントローラーは古のPSPを思わせるデザインです。
ちなみに1分7ドルと目をむくほど高額ですが、機内から地上に電話をかけることもできるみたいです。
テーブルを展開した状態
コート掛けフック
窓側には収納スペースがあり、パソコンなどの小物を入れることができます。
通路側にも小さな収納スペースがあり、スマホやイヤホンなどを収納できます。
2時間半ほどの路線なのでフルフラットにしている人は居ませんでしたが、せっかくなので倒してみました。
機内エンタメコントローラーの上に座席の角度調整ボタンがついています。
フルフラット状態で寝ると奥に足がついてしまったので、体の大きな方はフルフラット手前ぐらいで止めておくと快適な感じがしました。
その他機内設備など
A380の安全のしおり
ヘッドフォンはPHIATONという韓国メーカーのものを採用していましたが、特にノイキャンなどは無く音質も普通だなという印象でした。
トイレはエコノミーよりも若干広い印象です。
マウスウォッシュや櫛、歯ブラシといったアメニティが置いてあります。
アメニティはロクシタンの物を採用しており、ハンドローションに加えボディミストまでおいてありました。(いい香りだった)
しかし石鹸がないのは謎ですね…
ちなみに2階前方には小さなラウンジもあり、長距離飛行の場合はここでお酒や軽食を楽しめるそうです。
(エコノミーにもこういう場所があれば…)
機内に階段があるのは2階建て機ならではですね。
アシアナ航空ビジネスクラス機内食(ビビンバ膳)
メニューは搭乗するとすぐに、地上で配られます。
短距離路線のためか、残念ながらウェルカムドリンクなどはありませんでした。
ドリンクメニュー
フードメニュー
【洋食】
前菜:ミモザサラダ
メイン:チーズを乗せて焼いた鶏肉料理
デザート:チーズケーキ
【韓国料理】
メイン:ビビンバ膳(スープ,キムチ,エリンギのごま油あえ)
デザート:フルーツ
シャンパンはエドシック・モノポール・ブルーという7000円程の物が採用されているようです。
また、個人的にはウィスキーにまろやかで飲みやすいシーバス18年が採用されているのがポイント高いです。
食事は洋食か韓国料理か選べますが、せっかくアシアナに乗っているのでここは迷わず美味しいと評判のビビンバ膳をチョイスしました。
短距離線なので、コース形式ではなくワンプレートでCAさんがテキパキと配っていきます。
最初から丼形式になっているのかと思いきや、自分で具の乗った皿に米を入れて混ぜる本格タイプです。
付属のコチュジャンをたっぷり入れ、混ぜていただきます。
皿に盛られたコチュジャンに加えてパックのコチュジャンもついてるので辛さは足し放題です。
ただ辛いだけでなくコクのある辛さで大変おいしいです。
食後にはストレートのシーバスとナッツをいただきました。
仁川空港に到着
機内食を食べてまったりしていると、楽しい時間はあっという間で仁川空港まで30分です。
早々に座席とテーブルを戻され、ほぼ定刻の15:53に仁川国際空港に到着しました。
荷物受け取りや入国審査などもスムーズに進み16:30には入国が完了しました。
大型機だと荷物の数も膨大なので、プライオリティタグのおかげで預け荷物が真っ先に出てきたのが大きいかもしれません。
乗ってみての総評
人生で初めてのビジネスクラスということで、舞い上がってかなり細かくお伝えしてしまいました。
特にA380については、生産終了や様々な航空会社で引退が決まってしまっている機材ということもあり今回は貴重な経験ができました。
また成田-仁川という短距離路線ながら、一級の国際線機材に乗れるのもとても楽しい経験でした。
アシアナ航空の機内食についてはネガティブな意見をX(旧Twitter)で見かけることが多い気もしますが、少なくともビジネスの食事については大変満足のいく内容でした。
特にビビンバ膳についてはかなりクオリティが高くおすすめです。
私の搭乗後もアシアナ航空は成田-仁川線にA380を投入することを発表するなど、今後も活用する気満々のようなので是非機会があれば乗ってみてください!
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