中国側から北朝鮮を見てみよう(提案)【丹東観光案内/旅行記】
市内散策2日目

朝起きて窓の外を見ると昨日見た国境の河、鴨緑江が見えた。

9時ごろにホテルで朝食を食べ市内観光へ。
中国のホテルビュッフェは麵が旨いので、ついつい食べ過ぎてしまう。
朝鮮戦争記念館(抗美援朝博物館)を見学

| 所在地 | 辽宁省丹东市振兴区山上街7号 |
| 営業時間 | 09:00-16:30(最終入場16:00) |
| 入場料 | 無料 |
| 備考 | WeChatで予約可能だが、枠が多いのでフリーでも入場可 |
北朝鮮と国境を接する丹東は、中国にとっての朝鮮戦争最前線の街であった。
そのため、朝鮮戦争の歴史や兵器を展示するための博物館がある。
市内中心部のホテルからタクシーで20分ほどで到着。

敷地は結構広く、屋外の兵器展示場/抗美援朝記念塔/屋内展示と大きく3つのエリアに分かれている。

目についた抗美援朝記念塔から見てみる。
四方には各軍兵士の彫像が置かれているが、何となく無機質なイメージである。

ちなみに敷地内には異様な量の61-K対空機関砲が展示されている。
スペースと機関砲が余ってたんでしょうね
館内展示

早速展示棟に入場すると大きな毛沢東と金日成が握手をする銅像が出迎えてくれる。

館内の展示の主題は中国の朝鮮戦争への関与なのだが、時系列順に各種展示品を添えて分かりやすく中国側の歴史認識が理解できるような展示となっている。

なお展示物は基本中国語オンリーなので、筆者はGoogle翻訳などを使って説明板などを読んだ。


余談だが、中国は朝鮮戦争に正式参戦していない。
名目上は「義勇軍」を送り込んだ形だが、その実態は米国との全面衝突を回避するための「建前」であり、中身は人民解放軍そのものだった。当時の指導者毛沢東は参戦強硬派だったが、彼の息子は作戦中に戦死している。
義勇軍は旧式装備を圧倒的な数と夜間攻撃戦術でカバーし、現代的兵装を有する米軍を38度線まで押し戻し、現在の北朝鮮を存続させる決定打となった。

丹東は対朝支援の最前線だった、ということもあり展示物の量は尋常ではない。

車両や銃器に連隊旗に鹵獲品、戦時の炊事具まで幅広く時系列順に展示されている。

館内には数か所ジオラマが組まれており、戦時中の様子が再現されていたりする。
とにかく展示物の数が膨大なので、細かく見ていると時間がかかる。しかし、上記のジオラマ的展示も多いので流し見でも十分楽しめるなという印象だった。
また、客層としては圧倒的にファミリー連れが多く一人で訪れているオタク君は私以外居なそうな感じだった。
屋外展示

屋外には計126門もの対空機関砲や戦車、航空機などが展示されている。細かくは説明しないが、博物館の規模の割には展示兵器のバリエーションは少ないかな、という印象だ。(というか対空機関砲大杉)


586対空警戒雷达なるバカデカいレーダーが展示の目玉だろうか。(ググっても詳細が出てこず)
航空機は説明板が無いので詳細は不明だが、Tu-2やAn2らしき機体が展示されていた。

ちなみにこれらの機体の奥にはMig-15らしき機体が数機展示されていた。普通逆だろ。
とはいえ、戦闘機のほうは保存状態が悪かったのでとりあえず塗りなおした大型機を前面に展示しているのだろうか。

戦車は手前からT-34-76,SU-100,T-34-85の3両のみ。陸戦が主体だったんだからもう少しバリエーションあってもいいんじゃないか、という感想。
どの車両も第二次世界大戦時にソ連で開発され、朝鮮戦争を戦い抜いた名戦車ではあるが。というかT-34-76って義勇軍が装備してたことあるんですかね。1940年に開発された車両なので、これに乗って朝鮮戦争を戦えと言われたら嫌な話である。
航空機もそうだが全体的に屋外展示の展示状況は良くない。まあ地方の小さい博物館なので仕方ない話か。










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